2023-01-01から1年間の記事一覧

どこまでも・・・

今年も、ツルありインゲン豆が生長してきました。 つるさきがのびて、支柱やひもを探します。 のびる、のびる。どこにつかまろう。ここだ!つぎは?支柱があれば支柱をたどり、支柱がなくてもツルどうしがからみあってのびていきます。 「ツルが支柱の先まで…

一九九二年、黒田寛一の思想的逆転回 

〔1〕黒田寛一とソ連邦の崩壊 ――「世紀末の思想問題」を再読して 本論文が『共産主義者』第一四五号(一九九三年七月)に掲載された時に、私は読んでいた。その私が改めて本論文に対決したのは、同志松代のブログ記事「一九九六年の時点で、ソ連崩壊は忘れ…

「全労連メーデー」をのりこえよう!

2023年5月1日(月)、全労連の中央メーデーは代々木公園で開催され、1万5000人が参加した(主催者発表)。 会場は、5月の陽気のなか、多くの若い労働者から年金生活者や退職組合員まで、人工芝の上に腰を下ろして参加している。中には円陣を組ん…

メーデーをたたかおう!

今年もメーデーの集会は、「連合」系は4月29日(祝日)、全労連系と全労協系は5月1日(月)に分裂して開催される。 4月29日のメーデー中央集会は、代々木公園で4年ぶりに開催され、2万8000人(主催者発表)の労働者たちが参加した。今年は、な…

「暗黒の二十一世紀への転換」という時代認識の根本的歪み——黒田の動揺と弥縫

Ⅰ 一九九九年のNATOのユーゴ空爆は現代世界史の本質的転換点なのか? 『ブッシュの戦争——イラク侵略戦争の意味と世界制覇の野望』(二〇〇七年刊、『新世紀』二〇六号所収の論文を底本としている)という論文において、黒田が明らかにしている現代世界のとら…

一斉に花が咲き出し、そして実がいっぱいつきました。

春野菜の収穫です。 秋に畑に直まきしておいたスナップエンドウが、小さい株のまま冬越して、4月の温かさで一気に生育しました。柔らかいサヤと未熟な豆の両方を食べるスナップエンドウ。春野菜の一番乗り!!しばらく食生活を満たしてくれそうです。 お会…

国際的な理論闘争から逃亡した「革マル派」中央官僚 

ロッタ・コムニスタの文章はどう切り刻まれたか 咋2022年の第60回国際反戦集会にあたって「革マル派」中央官僚は、NATOを構成する西側の帝国主義国家権力者らがプーチンに対して「怯んだ」ことを非難し、ゼレンスキー政権への武器輸出を加速させる…

『実践と場所 第一巻』黒田風土論への疑問

(1) 「日本人の精神風土」を基準とする賃労働者への不信感の表明 黒田寛一は『実践と場所第一巻』(こぶし書房)で、「賃労働者としての日本人も、日本人らしさのようなものを喪失して無表情になり、日本人の精神風土とはおよそ無縁な存在になりさがり、彼ら…

〈分離ののちの結合〉——その理念と現実 (「民族自決」原理をのりこえるために)ーー『新世紀』322号・早瀬論文批判 (下)その2

レーニンは〈分離ののちの結合〉論を打ち出すことによって、『共産党宣言』の精神をロシアの特殊的現実へと彼なりの仕方で貫徹させた。ここで「ロシア」と簡単に書いたけれども、ロシア帝国の「支配民族」たる、いわゆる「大ロシア人」は帝国人口全体の半分…

ブルジョア民族主義への転落を隠蔽する早瀬 (「民族自決」原理をのりこえるために)ーー『新世紀』322号・早瀬論文批判(下)その1

これまでの連載にて、同志黒田が理論的に整理した「エスニシティ」概念を「革マル派」中央官僚・早瀬光朔がどのように悪用しているかを見てきた。これに引き続いて本稿「下」では、彼・早瀬がレーニンの〈分離ののちの結合〉論を、やはりブルジョア民族主義…

労働者組織建設の挫折の教訓