2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「運動づくりと組織づくりの弁証法が貫かれている!」——抹殺された2000年代初頭の組織的とりくみ その2

〔ここに掲げるのは、2000年代初頭に労働者同志が自分の実践の教訓を書いた二つ目の論文である。宮津直巳の署名である。「その1」の論文で書かれている実践を基礎とし・これにひきつづいてこの同志が遂行した実践の教訓と湧きおこった感動が明らかにさ…

抹殺された2000年代初頭の組織的とりくみ その1

〔すでに2000年代初頭に、労働組合のない職場において労働者同志は創意的な闘いを——組織的な論議を基礎にして——くりひろげていた。だが、この闘いとその教訓化は、「松代秀樹の個別オルグ主義の産物」の名のもとに切り捨てられた。私は組織内闘争に敗北…

「プロレタリア階級闘争論」という新たな理論領域を切り拓こう

労働者階級を階級的に組織する闘いの理論的解明を「プロレタリア階級闘争論」と呼ぼう 労働組合のない職場がどんどん増えてきた。 こういう職場では、よりいっそう過酷な形態をとるのであるが、企業経営陣や管理者は、職場の労働者に、無理な仕事を押しつけ…

第7回 一九九〇年代初頭に二人の常任メンバーがめざしたもの——<連載>松代秀樹「反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失」(最終回)

反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失 七 一九九〇年代初頭に二人の常任メンバーがめざしたもの 一九九〇年四月とそのあと 一九九〇年四月に、それまで組織的に処分され教育的措置をうけていた私は、東京にもどされた(前原茂雄の言によれば、こ…

第6回 指針の解明においてぬけているもの——<連載>松代秀樹「反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失」

反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失 六 ぬけている、個別の職場の闘争課題にかんする党の闘争=組織戦術(E2)と党員が産別労組の本部役員としてうちだす運動=組織方針(E2u) われわれ(わが党)がうちだす闘争=組織戦術(E2)を、わ…

第5回 箱を動かすには——<連載>松代秀樹「反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失」

反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失 五 箱を動かすには これの前の項までで終わる予定であったが、さらにほりさげていく必要があると感じた。個別的な諸問題についてほりさげていきたい。 フラクションとしての労働運動というみずからの偏向を…

第4回 反幹部闘争を原型とする思考——<連載>松代秀樹「反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失」

反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失 四 反幹部闘争を原型とする思考 このことをさらにほりさげるためには、一九八〇年代初頭の問題をふりかえらなければならない。 労働運動の帝国主義的再編が完成し、激烈な攻撃がかけられているという条件の…

第3回 では、内容的には何が問題なのか——<連載>松代秀樹「反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失」

反スターリン主義前衛党組織の労働者的本質の消失 三 では、内容的には何が問題なのか 事態の発端は、▽▽産別の或る分会でうみだされた問題であった。この分会がつくりだされている職場は、▽▽産別のなかでも独自の職種の職場であり、分会員が何百人もいる大き…