プーチン政権によるウクライナへの軍事侵略に対する「連合」事務局長談話を弾劾する!

2022年2月24日、プーチンのロシア軍は、ウクライナに軍事侵略を開始した。この領土拡大のための帝国主義的蛮行に対して、われわれは弾劾する!
 プーチン政権の反労働者的なウクライナへの軍事侵略に対して、「連合」指導部は即座に事務局長談話をホームページに掲載した。
 その内容は、「1.国際法に反する行為を厳しく非難する 2.平和と安定の回復へ国際社会の迅速な対応を」というものである。
 プ-チン政権によるウクライナへの軍事侵略は、絶対に許されない反労働者的な行為である。プーチンは、「ロシア住民の保護のために」を口実にして、首都キエフその他の主要都市への爆撃を開始し、ゼレンスキー政権を打倒し、ウクライナに親ロシア派政権を樹立しようとしている。
 そのような時に、「国際法に反する行為」などと「非難」するということは、「最大の地政学的リスクが生じている」と発言している経団連会長の意を受けて、「連合」指導部が「連合」を持続可能な資本主義を支える資本家のパートナーたらしめていることを示しているのだ、といえる。
 「連合」指導部のいう「平和と安定の回復」とは、日本企業へのリスクが少しでも早くおさまってほしい、という願望をあらわしたにすぎない。
 資本家のパートナーたる「連合」指導部は、日本の労働者たちだけではなく、全世界の労働者たちに、資本家の意を汲んで、欧米諸国の権力者たちに「事態打開に向けた」早期解決を嘆願することを呼びかけているのである。
 日本の労働者は、このような「連合」指導部を許さずに、ウクライナ、ロシアそして呻吟する全世界の労働者・人民と連帯し、プーチン政権によるウクライナ侵略を弾劾し、反戦闘争を果敢に闘おうではないか!

           ( 2022年2月24日 )