『脱炭素と「資本論」』の紹介を続けます。
今日は「黒田寛一の哲学をわがものに」の藤川論文です。
筆者は、自己の内に滲み通り宿っている哲学について、立ち止まって考え反省することが必要であると訴えます。
「革マル派」の組織成員たちが、プロレタリア的自覚によって獲得していた「歴史的使命」は、こうして「プロレタリア解放のために全生涯を捧げた黒田寛一」「反スターリン主義運動を興した黒田」という神=黒田への帰依へとその支柱は疎外される。「組織的全体性」は「黒田の組織」への拝跪の別名となる。「革マル派」組織成員たちの実存的支柱は宗教集団と同質のものへとつくり変えられつつある。
「革マル派」諸成員たちよ!プロレタリア的主体性を呼び起こせ!