現代の魔窟  新たなカルト教団に転落せる 「革マル派」の無残を見よ!

 古代の日本においては、「大和朝廷」による領土拡張や異文化の人々(まつろわぬ人々)を征服するなどの事業に功績のあった人間(例えばスサノオなど)を神として祭りその神社を擁立し、人々をその信者に組み入れ、行事ごとに参拝させてきました。

  また、すでに全国を「大和朝廷」(神国日本)に組み入れて以降は、全国にその神社網が設立され、封建領主と一体化して人々をその支配下においてきました。そこでは新しい商売も神社の行事と提携しなければ成り立たないほどのものでした。

  なお、明治維新以降の戦前のある時期には「神道」を国家宗教化し、神社に携わる人間を「公務員」にすることすらやってきたのです。


 それはともあれ、今日すでに死した黒田を神に昇格させ、彼の著作集を刊行しはじめているということはこのような神社のやり口の猿真似ではないかと思います。

  しかも、神社が信者に〝現世利益〟をうたい、誘導するために〝お札〟や〝おみくじ〟を売りつけて金儲けしているところまで全く瓜二つの真似をしているといえます。
  ちなみに戦前には日本国内においてのみならず、アジア諸国に侵略するその際のシンボルとしても各国に「ヤマト」式の神社を設立し参拝を強制さえしてきたのです。まさにその侵略の象徴ですらあったと言えます。

  このような手口を彼らはどこで身につけてきたのでしょうか。
         (二〇二〇年九月三〇日  今出連太郎)