軍専制権力打倒をめざしてたたかうミャンマー労働者・人民を支援しよう!

「連合」指導部や日本共産党による「民主的解決」要請の方針への歪曲を許さず、ミャンマー労働者・人民支援の闘いを左翼的・革命的にたたかおう!
 軍専制権力によるミャンマー人民への武力弾圧弾劾!
 軍の兵士たちは軍官僚の指令を拒否し、人民とともに軍専制権力打倒の闘いに起ちあがろう!
 ミャンマー資本家階級内の米欧帝国主義に依存する部分によるNLD政権復活の策動に抗して、ミャンマープロレタリアート独裁権力の樹立をめざしてたたかおう!
 日本の労働者・勤労者・学生・知識人は、ミャンマーの労働者・人民を支援するぞ!
 中国の労働者階級・勤労者たち、全世界の労働者階級・勤労者たちは、ミャンマー労働者・人民の闘いを支援し、国際的に連帯してたたかおう!


 ミャンマー人民の解放をかちとろう


 われわれは、わが身を、ミャンマーで闘う人民の立場にうつしいれ、革命闘争の指針を解明しなければならない。

 ミャンマー専制権力によるミャンマー人民の虐殺弾劾。
 不服従運動を闘う人民の逮捕・拷問を許すな。
 ミャンマーの労働者・人民は、統一政府(NUG)による「民主的政府の復活」のための運動をのりこえ、みずからを労働者階級として組織することを基礎にして、軍専制権力を打倒するためにたたかおう。マャンマーの労働者階級・人民の解放をかちとろう。

 

 米欧帝国主義に頼り「民主化」を実現するために労働者人民を生贄に供するNUG幹部

 

政権の座を追われたNLDの幹部たちが、少数民族の指導者たちと非公然裡に結成して公表したNUGは、9月7日、フェイスブックを使って次のような声明をだした。「命を犠牲にした全員を英雄と認める」「国軍のテロリスト支配に抵抗せよ」という、国軍にたいする「戦闘開始」の号令である。
 NUG幹部たちが、軍事的に比較的に劣勢な民衆が軍に軍事的に歯向かえば多大な犠牲がもたらされるであろうことを承知で、このような号令を発した狙いは何なのか。「命を犠牲にした全員を英雄として認める」などと吹聴してまで彼らが民衆を軍部隊との武装闘争に駆りたてたのは、むしろ軍の弾圧によって多数の犠牲者が出る方が、米欧権力者による対軍政の圧力を引き出し、みずからの復権に有利な状況をつくりだすことにとって好都合だと考えているからなのである!

 

 すべてのミャンマー人民は団結しよう

 

 NUGは、NLD政権の復権を願望しこれを実現するためにアメリカや西ヨーロッパ諸国政府に軍専制権力への圧力をかけるように求めている。彼らは、米欧諸国の独占資本家どもと権力者に頼り、ミャンマーの支配階級のなかの親米欧系の資本家の政府を再建しようとしているのである。このような追求は、ミャンマーの労働者・人民の利益には決してならない。それは、虐げられたミャンマーの労働者・人民の解放ではない。ミャンマーの労働者・人民は、親米欧系の資本家の政府を再建するための運動をのりこえ、自分たちを労働者階級として組織してたたかおう。
 ミャンマーの革命的労働者は、労働者階級の革命的前衛党を創造し、労働者階級を階級として組織することを基礎にして、この労働者階級の主導のもとに他の勤労諸階層・少数民族をも組織して革命的統一戦線を結成しよう。
 全国、全地方の全産業の職場、工場において、すべての労働者はみずからを工場委員会として組織し、資本家や管理者たちを工場委員会の指揮と統制のもとにおき、生産を管理しよう。工場委員会は自分たちの代表を選出するとともに、各地区においてもすべての人民は自分たちの代表を選出し、これらの代表者からなるソビエトを結成しよう。軍の兵士たちは、軍官僚の指令を拒否し、このソビエトに合流しよう。労働者・人民・兵士の代表ソビエトは、すべての兵器工場をソビエトの管理と統括のもとにおき、みずからを武装しよう。ソビエトとしてみずからを組織した労働者・人民・兵士は、全国・全産業の代表からなる統一ソビエトを創造し、専制権力の軍隊を下から解体し、軍専制権力を打倒して、この統一ソビエトを唯一の国家権力にたかめよう。
 ミャンマーの労働者・人民は、プロレタリア・インターナショナリズムに立脚しASEAN諸国をはじめ、中国、日本、香港、そして全世界の諸国の労働者人民と国際的に連帯してたたかおう。

  (2021年10月25日 桑名正雄)