「 四角のB」について


 諸活動の総括を行う場合、大衆団体ならば経験主義的に結果オーライでもいいのですが、前衛党の内部論議ともなるとそうもいきません。戦略・戦術論、組織論と様々な理論を適用するでしょうし、新たな理論をつくらないと変革のための指針が出せない場合もあるでしょう。諸活動を総括するにしてもこれを一般化して理論化しなければ他への適用もできないでしょうし、秘密保持の観点からも必要です。この場合、諸活動の現実のとらえ方も、諸活動を担った諸個人により異なる場合があるでしょうし、そうなれば総括内容も異なってきても不思議はありません。従って、最低限自分の担った諸活動の①現実把握と諸活動の②反省は区別しなければなりませんが、これがなかなかうまくいきません。切開していくと相互に前提・措定の関係のようになり、うまくいかないのではないかと思うのです。複数人による組織的活動の場合は、当然①現実把握において複数人において一致していない場合も出るでしょうから、一致しているべき現実把握がなぜ一致していないのかという問題も出てきます。その場合、「四角のBの措定の問題も出てきますね。結果解釈が得意な人は、解釈できる現実しか措定できないでしょうね。多分永久に(笑)。(自分のことです。)
 でも、前進しなければなりません。悲惨な現実があるのですから。一歩前進、三歩後退もあるかもしれません。
 ご批判お願いします。
             (二〇二〇年九月二八日 玉造鉄二)

 

編集部注

「 四角のB 」については、北井信弘ブログの九月二五日の記事などを参考にしてください。なお、北井信弘ブログには https://ameblo.jp/nbkitai-ameba から入れます。