トヨタの販売店の三八歳の男性労働者が、上司からパワハラをうけ、他の社員の前で一時間以上叱責されたこと――――うつ病になって自死した――――ことを、みなさんが知ったときにどうしますか?筆者は、この職場の労働者であったならばと考えます。そして、何をなすべきかを考えます……。そんな野原さんが書いた本――――――――
「バイト学生と下層労働者の『資本論』 脱炭素の虚妄」
の新刊書を紹介します。
学生のみなさん、むずかしい授業の合間にバイトされている方が多いと思います。
社会人として苦悩しながら働く労働者のみなさん、働く現場はどうですか?
働けないで仕事をさがしているみなさん、外国人労働者のみなさん、どうやって生活していこうかと不安をかかえているのでないでしょうか?
筆者は老人ホームで皿洗いの仕事に従事しています。低賃金の厳しい労働の中でわが身を振り返りながら分析を深めます。そして、労働者の苦悩の根源を解き明かすという立場にたって資本主義経済を解き明かします。
Ⅰ部は、「現代の労働者の苦悩」を明らかにします。
Ⅱ部は、「二一世紀現代に生き苦悶するプロレタリア」である自分を出発点にし、マルクスの立場と方法をわがものとして貫徹し、世界を変革する立場=実践的立場にたって考えます。
Ⅲ部は、労働者としての己を振り返ることによって『資本論』の世界を明らかにしています。
Ⅳ部は、今まさに世界を覆っている脱炭素を資本論の観点からその本質を暴き出しています。
筆者はアルバイトや下層労働者にぜひ読んでほしいと呼びかけます。
短編で読みやすく、読み進めるにつれ思考が深まることでしょう。
ぜひ手に取ってお読みください。全国の書店からお買い求めいただけます。
なお、プラズマ出版のホームページからもお買い求めができます。
https://plasmahyuppan.webnode.jp/