『自然破壊と人間』(野原拓著プラズマ出版)     近日発売!!

3月12日から書店販売を開始!

 

1 環境的自然破壊と階級的人間

 「自然破壊」はさまざまです。原発爆発による放射能被害、森林伐採や森林火災、大水害などです。これらは、各国の権力者や資本家たちが経済を優先し拡大することで、ますます多様化と被害の深刻化を増やしています。例えば、2019年秋の台風による大被害をうけました。「予想を超える」強風と雨量によって相次いで河川の堤防が決壊し、多くの犠牲者と多大で広範な被害を受けました。二度とあってはならないことです。

 筆者はこの事態をわれわれの問題として受けとめ、この事態に対決するという実践的立場に立って解明します。「異常気象」をエネルギー保存の法則を適応して考察します。唯物論的に考えるとはどういうことなのかを、わかりやすく論じています。最近ブームの斉藤幸平氏は「脱成長コミュニズム」を提唱していますが、その主張の虚妄をマルクス主義の真髄を貫いて明らかにします。さまざまなイデオロギーをどうとらえるか、イデオロギーを批判することは、大変難しいです。筆者は身近な仲間の陥りがちな傾向を深く考察し、イデオロギー批判をする際に重要なことはどんなことかを提示しています。これらを読み深めながら、私たちもマルクス主義の真髄を貫いて考察するとはどういうことなのかを考えることができるでしょう。

Ⅱ 論争の盲点―― 地球は温暖化しているのか否か、その原因は何か

 地球寒冷化論者の陥穽、「二酸化炭素が原因」と言うが……、地球温暖化論争の背後にあるものをマルクス主義の真髄を貫いて考察します。多くの研究者の諸説を文献にあたりながら、検討しています。

Ⅲ 脱炭素産業革命にもとづく諸攻撃をうち砕こう

 筆者がブログで日々発信してきた(83項目)を集録しています。あーそういうこともあった、それをどう考えるか、どう実践していくか。きっと読者のみなさんもご自身の日々をふり返り、どう考えてこられたかを問い直すことができるのではないでしょうか。

 

        ぜひ、手に取ってお読みください。

 

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  明日は、この本の「目次」を掲載します。掲載の論文をお楽しみに!
          (2021年3月9日 プラズマ出版編集部 )