『革マル派の死滅 熱き黒田寛一を蘇らせよう』第2論文を紹介します。

「おのれの心の空洞に棲まう民族の基礎付け

―笹山登美子のロッタ・コムニスタ批判」

の冒頭頁を紹介します。

皆様、ぜひ手に取ってお読みください!

革マル派」中央官僚は、イタリアの共産主義者組織ロッタ・コムニスタへの反論にのりだしたのだが・・・。

 

『革マル派の死滅 熱き黒田寛一を蘇らせよう』の第一論文です。

今日は第一論文です。

「仏さん—「解放」2024年新年号」

みなさん、手に取って読んでください!

 

プーチン習近平に切りかかっている二人はだれ?
雲の上に乗った二人は、卑弥呼日本武尊か?
革マル派中央官僚の意識と下意識が、この漫画に見事に露出している!!

 

『革マル派の死滅 熱き黒田寛一を蘇らせよう』(松代秀樹著)の目次です!

2024年2月8日より全国の主要書店から発売されました!!

  目次の2ページ分を紹介します!

革マル派は死んだ

われわれが創造しつつあるプロレタリアのマグマが

これだ!

本書に主体的に対決されんことを願っています。

 

『革マル派の死滅』(プラズマ出版)

革マル派の死滅 熱き黒田寛一を蘇らせよう』(松代秀樹著)

「はじめに」を紹介します。

ぜひ、書店で手に取ってお読みください。

 




 

全国主要書店で一斉発売!!

2024年2月8日(木)

革マル派の死滅

 熱き黒田寛一を蘇らせよう』発売!!

 松代秀樹著『革マル派の死滅 熱き黒田寛一を蘇らせよう』が、2月8日に、全国主要書店で一斉に発売されました。

 みなさん、読んでください!

 

 

 

2月8日、全国書店で『革マル派の死滅』販売を開始します!

 

JRC(人文・社会科学書流通センター)を通して、全国の書店で販売します。

 






コソコソ・スタイルの克服

 私は木材加工業の職場において、労働組合を強化する闘いを、わが同志たちと論議しながら推し進めてきた。この闘いによってわれわれは、職場に左翼フラクションをつくりだし、そのメンバーを強化することをつうじてわが党の細胞を創造する道を切り拓いてきた。
 これは、私が、コソコソ・スタイルとよぶべき活動のしかたを克服することをつうじてかちとってきたものである。


  のりこえてきたこと


 労働者党に属する、またはそこの党員にならんとして奮闘している者が、みずからの職場において活動することにかんするイメージについてであるが、私は、職場においては、自分がどういう思想の持ち主であるのかということや、わが党のことにかんしては隠しながら活動して、そこで仲良くなった労働者と学習し、彼が思想的に高まったらその人にマルクス主義反スターリン主義について話をしてオルグってわれわれの組織のメンバーにする、というようなものを持っていた。つまり、マルクスとか共産主義とかという単語などを伏せて、まわりの労働者と話ししたりオルグったりすべきだ、と考えていた。これらは、私が見聞きし、経験してきたことにもとづく、といえる。
 こういうのをコソコソ・スタイルとよぶのだ、とわれわれの先輩同志から指摘された。こういうコソコソ・スタイルではなく、もっと積極的に労働者に自分の考えを明らかにして話していくべきだ、マルクス主義共産主義について自分の口で語るべきだ、というように、である。この論議にふまえて私はこの間、組合員たちと討論してきた。積極的に活動しだした組合員たちとの論議において、自分は労働者の立場に立ってマルクス主義の思想に学びながら文章を書いていることなどを、私は語った。また、自分がいまやっている組合活動は戦闘的な労働組合の活動に学びながらやっている、ということも話した。そして、マルクス主義の用語を使いながら論議をしている。私が組合員向けに書いている文章も、なるべくマルクス主義の用語をつかって書いている。
 マルクスとか資本家とか搾取とかという単語を使うと、オルグする相手は恐怖し逃げてしまうのではないか、というように中央官僚派のメンバーたちは感覚しているのだろう。私の行動や考えについて関心を持ってくれている組合員が職場に少なからずいる。そういう私が、自分はどういう立場に立ってどういう思想を持って何に学んでいるのか、ということを、つまり自分自身についてこの私が語ることが必要であり、そうやってオルグし、われわれの新たな仲間をつくっていくべきだ、ということを、われわれは組織的に論議してきたのである。
 コソコソ・スタイルを打破してやってきた実践によって、職場の若い仲間をわれわは
つくりだしてきているのだ、と私は感じている。


 克服の闘い


 これらの大きな前進は、わが組織として討議してきたこと、特に先輩同志から提起された次のことを実践したことにもとづくと思う。すなわち、自分で文章を書いてそれをめぐって組合員(労働者)と論議する・それを使ってオルグするという実践だ。先輩同志は、経験ある労働者同志が実際にそのようにして組合員をオルグってきた、組合組織とわれわれの諸組織形態を強化してきたことを紹介してくれた。経験ある労働者同志は、労組役員として組合員を思想的に強化するために、自分でさまざまなテーマの文章を書き、それを各支部の役員に組合の会議などで読んで提起させてきた、とのことである。そしてまた、自分が組合大会などでしゃべったことを発言録として活字にして配布できるようにしてきたのだという。私は経験ある労働者同志のこのような闘いを、先輩同志を通じて知り、当時の経験ある労働者同志が創意工夫していかに労働組合の強化と労働者党建設のための仲間をつくっていったのかというすごさを感じた。また、自分で、組合員をオルグするための文章を組合の文書として書いて、それを使ってオルグっていくということを私自身も実践していかなくてはならない、という思いと、はたして自分にもできるのだろうか、もっと勉強しなければならない、という思いというか切迫感を抱いた。
 私は組織的に論議してつくりだしてきたこのような意志一致にもとづいて、私の職場においても実践した。私は、企業経営者が導入を狙っていた労働諸条件の改悪に反対し・その企業経営者の狙いを暴くビラを組合役員として作成し、すべての組合員に配布した。組合員にたいして、政府・独占ブルジョアジーや企業経営者が何をねらってこの制度を導入しようとしているのか、ということや、この制度を導入されてしまうと私たち労働者はどうなるのか、ということを明らかにする文章を私は書いた。このようなビラを作成し配布することは、私の組合においてこれまでやったことはないのではないか、と思う。このビラの作成において、その時いろいろと論議してきていた組合員たちをも巻き込んでやることにした。私が書いた文章を、彼らにも読んでもらい一緒に論議した。彼らは、組合員にはこう書いたほうがわかりやすい、とかという意見を出してくれ、そこからみんなで論議しながらその意見を反映させ、初めてのビラを完成させた。このビラはすべての組合員に配布し、また組合の諸会議においてもこのビラを読み上げたのちに全員に意見を出してもらって論議してきた。この時の論議は活発にできた。いっしょに論議してビラをつくり一つの会議を司会した若い組合役員には、この実践を通じて、会議の出席者たちにこちらから働きかけるとみんな考えて意見を言ってくれるのだ、ということを、われわれは掴ませた。これらの実践を通じて彼は、「自分にはしっかりとした考えがない」という感想を述べてきた。こういう振り返りをした彼を、この職場において一緒に労働組合を強くしていく仲間として、職場における左翼フラクション・メンバーとして、彼を高めながら、私=われわれは職場にわが労働者党組織を創造する第一歩を切り拓いた。
 組合員全員に配布するビラ以外にも、組合掲示板に掲示するニュースや組合役員に読んで学習してもらうための資料なども、私は組合役員として、たくさん作成してきた。この学習資料や文章を、私は組合の会議において読みあげて提起してきた。その時の組合員の目つきや視線は真剣であり、何かを掴みとろうという姿勢を私は感じた。また、掲示板に張り出している文章を組合員がよく読んでいる姿も私は見ている。組合役員たちも、私が作った掲示物を組合員はよく読んでいる、次のニュースはまだか、と催促してくるというくらいだ。
 われわれがこのような実践をくりひろげているなかで、また新たな仲間をわれわれはつくることができた。彼の質問から始まった論議などでは、私は積極的に賃金とは何かということや賃労働について語った。彼は当然にも初めて聞くような話・考えであったため、いろいろ考え悩みながら一生懸命、私の話したことを理解しようとしていた。このような論議を重ねてきているが、この彼の成長が著しい。彼は、いまでは、以下のようなことについて強い思いを抱いている。それは、労働組合を強くしなければいけないということ、組合員にもそういうことを知ってほしいということ、過去の労働者のストライキ闘争・他労組でのこの夏たたかわれたストライキ闘争への共感などだ。この間、われわれが論議し実践してきたことが、このようにして結実してきているのだ、と私は日々強く感じている。
 ビラを読んで「自分は何をしたらいいですか」と声をかけてくる職場の一般組合員もいた。われわれの実践をつうじてオルグられ変革されつつある組合員・組合役員が増えている。私がわが組織に結集する前と、私が結集しわが組織の諸会議において論議しそれにふまえて職場で実践している今とではまったく異なる状況だ。私は、この職場で、そして他の職場でも、わが党組織を創造するその基礎をつくりだし強化・確立していきたいと思う。
   (2024年1月1日   真弓海斗)