11月10日発刊の『コロナ危機の超克』の目次です。
はじめに
Ⅰ 新型コロナウイルス危機を超克するために
全世界の「賃金奴隷」よ、今こそ団結して起ち上がろう! 椿原清孝
コロナウイルス経済危機 丹波 広
一 アメリカのシェールオイル大手チェサピーク破綻の意味
二 金融機関によるローン担保証券の大量購入
三 膨大な評価損
四 資本の過剰という分析について
ゾンビ資本主義 松代秀樹
一 レジャー産業の壊滅
二 国家資金の企業と市場への注入
〝労働力の「価値」貫徹論〟とは何か 山里花子
うち破れ!コロナ危機「臨時政府の歌」 集治水風
映画「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」を観て 円 奈々
Ⅱ コロナ危機にたちむかうわれわれの思想問題
黒田さんの批判の矢印をおのれに向けよう 西 知生
一 コロナ危機に直面して若き日がよみがえったのでしょうか
二 私は私に黒田さんから大きな拳骨をもらったように感じます
自己超克の欠如 磐城 健
一〈都合にあわせて七変化!?〉の巻
二〈理論以前〉学
「規定性の転換に伴う、E2uへの具体化」という展開について 山田吾郎
マルクスの「となる」の論理をおのれのものとするために 桑名正雄
一 観念論的解釈
二 梯子をはずされた!
三 黒田さんの一論述への疑問
Ⅲ 反スターリン主義運動を再創造しよう
革マル派の終焉 『黒田寛一著作集』刊行の意味するもの 椿原清孝
一 「世紀の巨人」!?――同志黒田の〝超人格〟化=神格化
二 〈脱・革マル主義〉の完成
「ヒラリー、ざまぁみろ!」とは?!
「トランプの勝利」は「人民の叛逆」なのか?! 佐久間置太
一 前回の論議で浮かびあがった現実的な対立点について
二 前回の論議において受けた主要な批判について
三 党組織の現状についての私の懸念
トカゲの尻尾きり――革マル派指導部による「常任解任」の処置 黒島龍司
一 「川韮発言」とは
二 川韮一人の「特殊な問題」として切って捨てた革マル派官僚
「組織哲学」とは何か? 東田寛子
一 三回の踏み絵を突きつけられて
二 革マル派現組織の〔溶鉱炉」の底に溜まる燃料デブリ
討論記 辛島翠水
〈表紙の絵〉一九五六年ブダペスト、地雷に見せかけるためのスープ皿を持つ
ハンガリーの少年 野原千冬 画
プラズマ出版 編集部より
本書は、『コロナ危機との闘い』よりも一層多彩な執筆陣に参集して戴き、完成させることができました。現代叢書では、さらに多くの皆様の日々の思索・研究・実践報告などを載せて刊行していく予定です。