『国際主義の貫徹』を発売中!!

プラズマ現代叢書の第6巻です。表紙絵はイタリアの労働者階級の闘いとそごう・西武労働組合のストライキ闘争です。それぞれのの熱き闘いを色鉛筆で手描きしました。ウクライナと中東、東アジアでの東西帝国陣営の激突を根底から覆すために万国のプロレタリア…

全国の書店で『国際主義の貫徹』を発売します!!

プラズマ現代叢書の第6巻です。 『ナショナリズムの超克』に続く、探究派からの心からのアピールです!イタリアで開催された国際会議に探究派の春木代表は、プロレタリア・インターナショナリズムにもとづく論議を牽引しました。また、プロレタリア階級闘争…

八代さんへ の手紙

八代さんへ ○○工業地帯のど真ん中で闘い続ける八代さんとお会いし、労働運動上の直面する諸問題などについてお話を聞かせていただいて二ヶ月になりました。その際にいただいた文書(以下「八代文書」とします)について探究派として組織的に論議したことに基…

寄稿 「世紀末の思想問題」を読んで 

最近の私は、北井さんのブログで晩年のKKを中心に他方面にわたって批判的検討が行われているのを読んで、KKの著作を読む気持をほとんど失っていました。かつてあれほど尊敬し、一生懸命学んできたKKの衰退を感じることが辛かったのです。 そういう私ですが、…

ロッタ・コムニスタから「第61回国際反戦集会」に寄せられたメッセージ

『解放』2781号によれば、「国際反戦集会」に連帯メッセージを寄せてきたのは今回わずか13の団体・個人にとどまった。プーチン政権によるウクライナ侵攻前の2021年・第59回集会には23もの団体・個人から連絡があったのに比すればこれは大幅な…

ボルディガと統一戦線戦術

(1) ボルディガのコミンテルンへの面従腹背 1921年1月リヴォルノで開かれたイタリア社会党(PSI)第17回大会において、ボルディガらの棄権派、グラムシらのオルディネ・ヌオーヴォ派および最大限綱領派(マッシマリスタ)左派は党を割り、イタリア共産党…

The Speech of Ryo Haruki at the Internationalist Meeting held at Milan 16 July 2023.

On July 16, the internationalist meeting in Milan "The crisis of the imperialist world order and the answer of the proletariat" held a second round with a 15-minute reply from each organisation. The following is the transcript of the speec…

ミラノでの国際会議・2日目の討論における革共同(探究派)代表の発言

すでに報じてきた通り、7月15日と16日の2日間にわたって国際会議「帝国主義的世界秩序の危機とプロレタリアートの対応」が開催された。会合の2日目は、初日になされた各団体の報告および事前に寄稿された論文について、出席者それぞれが意見表明する…

The Speech of Ryo Haruki at the Internationalist Meeting held at Milan 15 July 2023.

On 15 and 16 July, an international conference was organised in Milan, Italy, on the theme "The Crisis of the Imperialist World Order and the Response of the Proletariat". The following is the transcript of the speech given by comrade Ryo …

『ナショナリズムの超克』全国書店で発売中!!

ウクライナ戦争が問う思想問題とは 本書は、マルクスの「労働者は祖国をもたない」というプロレタリア・インターナショナリズムを21世紀現代世界に貫徹するための探究の書です。 今、あらゆるナショナリズムを超克することが問われています。 全世界の労働者…

国際会議「帝国主義的世界秩序の危機とプロレタリアートの対応」の報告

革命的左翼の連帯を強化し、東・西帝国主義ブロック間の軍事的抗争を打ち破ろう! 今月15日・16日の2日間にわたり、イタリア・ミラノ市内のとある労働者クラブを会場にして、「帝国主義的世界秩序の危機とプロレタリアートの対応」(The Crisis in the …

夏の恵み

当地では、30℃を超える真夏日が続いています。 そんな早朝、小さな畑で収穫しました。 サニーレタス、ツルムラサキ、大葉、インゲン、ピーマン、なす、キュウリ、トマト、オクラなど・・・。 どれがどれだかおわかりですか? 見なれない野菜があるかもしれ…

『ナショナリズムの超克』から問いかける!!

プラズマ現代叢書5 『ナショナリズムの超克』の内容を紹介します。 目次です。 Ⅰ 東西帝国主義の軍事的抗争を根底から打ち破るために ウクライナのプロレタリア階級闘争の壊滅を突破するために 松代秀樹 「ローザ主義者」さんへの手紙 栗山由仁 レーニン「…

7月10日 全国の書店で発売!!

『ナショナリズムの超克』 ウクライナ戦争はわれわれに何を問うているのか。 ナショナリズムを超える途はどこにあるのか。 この問題を根底から問いかけ掘り下げた渾身の諸論文です。

どこまでも・・・

今年も、ツルありインゲン豆が生長してきました。 つるさきがのびて、支柱やひもを探します。 のびる、のびる。どこにつかまろう。ここだ!つぎは?支柱があれば支柱をたどり、支柱がなくてもツルどうしがからみあってのびていきます。 「ツルが支柱の先まで…

一九九二年、黒田寛一の思想的逆転回 

〔1〕黒田寛一とソ連邦の崩壊 ――「世紀末の思想問題」を再読して 本論文が『共産主義者』第一四五号(一九九三年七月)に掲載された時に、私は読んでいた。その私が改めて本論文に対決したのは、同志松代のブログ記事「一九九六年の時点で、ソ連崩壊は忘れ…

「全労連メーデー」をのりこえよう!

2023年5月1日(月)、全労連の中央メーデーは代々木公園で開催され、1万5000人が参加した(主催者発表)。 会場は、5月の陽気のなか、多くの若い労働者から年金生活者や退職組合員まで、人工芝の上に腰を下ろして参加している。中には円陣を組ん…

メーデーをたたかおう!

今年もメーデーの集会は、「連合」系は4月29日(祝日)、全労連系と全労協系は5月1日(月)に分裂して開催される。 4月29日のメーデー中央集会は、代々木公園で4年ぶりに開催され、2万8000人(主催者発表)の労働者たちが参加した。今年は、な…

「暗黒の二十一世紀への転換」という時代認識の根本的歪み——黒田の動揺と弥縫

Ⅰ 一九九九年のNATOのユーゴ空爆は現代世界史の本質的転換点なのか? 『ブッシュの戦争——イラク侵略戦争の意味と世界制覇の野望』(二〇〇七年刊、『新世紀』二〇六号所収の論文を底本としている)という論文において、黒田が明らかにしている現代世界のとら…

一斉に花が咲き出し、そして実がいっぱいつきました。

春野菜の収穫です。 秋に畑に直まきしておいたスナップエンドウが、小さい株のまま冬越して、4月の温かさで一気に生育しました。柔らかいサヤと未熟な豆の両方を食べるスナップエンドウ。春野菜の一番乗り!!しばらく食生活を満たしてくれそうです。 お会…

国際的な理論闘争から逃亡した「革マル派」中央官僚 

ロッタ・コムニスタの文章はどう切り刻まれたか 咋2022年の第60回国際反戦集会にあたって「革マル派」中央官僚は、NATOを構成する西側の帝国主義国家権力者らがプーチンに対して「怯んだ」ことを非難し、ゼレンスキー政権への武器輸出を加速させる…

『実践と場所 第一巻』黒田風土論への疑問

(1) 「日本人の精神風土」を基準とする賃労働者への不信感の表明 黒田寛一は『実践と場所第一巻』(こぶし書房)で、「賃労働者としての日本人も、日本人らしさのようなものを喪失して無表情になり、日本人の精神風土とはおよそ無縁な存在になりさがり、彼ら…

〈分離ののちの結合〉——その理念と現実 (「民族自決」原理をのりこえるために)ーー『新世紀』322号・早瀬論文批判 (下)その2

レーニンは〈分離ののちの結合〉論を打ち出すことによって、『共産党宣言』の精神をロシアの特殊的現実へと彼なりの仕方で貫徹させた。ここで「ロシア」と簡単に書いたけれども、ロシア帝国の「支配民族」たる、いわゆる「大ロシア人」は帝国人口全体の半分…

ブルジョア民族主義への転落を隠蔽する早瀬 (「民族自決」原理をのりこえるために)ーー『新世紀』322号・早瀬論文批判(下)その1

これまでの連載にて、同志黒田が理論的に整理した「エスニシティ」概念を「革マル派」中央官僚・早瀬光朔がどのように悪用しているかを見てきた。これに引き続いて本稿「下」では、彼・早瀬がレーニンの〈分離ののちの結合〉論を、やはりブルジョア民族主義…

労働者組織建設の挫折の教訓

——『新世紀』322号・早瀬論文批判(上)―― 第3回 ユーゴ反戦闘争の理論的教訓を再主体化しよう(「民族自決」原理をのりこえるため))

三、ユーゴ反戦闘争の理論的教訓を再主体化しよう 旧版『社会観の探究』ではもともとスターリンの民族理論が素朴に紹介されていただけだったのに比して、黒田は明らかに90年代以降のユーゴスラヴィア内戦をめぐる理論闘争の総括を意識して、「エスニシティ」…

——『新世紀』322号・早瀬論文批判(上)――第2回 黒田『社会の弁証法』の再検討(「民族自決」原理をのりこえるために

二、黒田『社会の弁証法』の再検討 せっかく早瀬自身が参照を指示してくれているのだから、黒田『社会の弁証法』を紐解いてみよう。該当箇所たる114節では、国家の本質論的な把握を踏まえて「国家意志」の歴史的諸形態が論じられ、前近代の絶対主義国家から…

「民族自決」原理をのりこえるために ——『新世紀』322号・早瀬論文批判(上)――第1回 エスニシティとネイション:早瀬のすりかえ

本2022年の運動を締めくくる12・4革共同政治集会において、全国から動員した組織成員に何がしかの確信を注入するという重責を担った「革マル派」中央官僚・平川桂は、壇上から次のように叫んだのだという——「プーチンは冬の寒さを武器にして「第二のホロドモ…

マルクス『共産党宣言』の、「民族独立」を希求する立場にたっての解釈=歪曲

早瀬光朔「プーチンの大ロシア主義」(『新世紀』第322号)に次の展開がある。 「レーニンと初期ボルシェビキは、独立した民族国家を単純に否定するズンドウの「世界革命」なるものをめざしていたわけではまったくない。彼らは、「内容上ではないが形式上…

「プロレタリア革命=民族独立」という解釈——〈中央官僚派ナショナリズム〉の完成

「革マル派」中央官僚派の早瀬光朔「プーチンの大ロシア主義」論文(『新世紀』第322号)の〔補〕に次のような展開がある。 「一九一七年から二二年にかけてのウクライナ革命=独立国家形成の過程」(109頁)、「「ウクライナ社会主義ソビエト共和国」…