黒田寛一の哲学

目次のⅡ部です。

プラズマ現代叢書4 『松崎明と黒田寛一 その挫折の深層』 プラズマ現代叢書4の表紙絵です。労働運動の巨匠、松崎明と黒田寛一です。 今日は、第Ⅱ部 「松崎明と黒田寛一 その挫折の深層」 「黒田寛一と松崎明、その無念」です。 両者のそばにいた筆者が、両…

1956年の同志黒田――それはいかに論じられてはならないか。 『新世紀』287号「〈暗黒の二十一世紀〉を覆す革命的拠点を構築せよ」批判

この『新世紀』287号所収の「〈暗黒の二十一世紀〉を覆す革命的拠点を構築せよ」(以下「構築せよ」と略する)は今日の「革マル派」指導部の腐敗が凝縮されているように私は感じる。いや、今日神官と化している「革マル派」官僚どもによる党組織の同志黒田崇…

青恥・赤恥・頬かむり 第5回 これって「反スタ」なのでしょうか

4. 「強断定」に担保される「選民証」 これって「反スタ」なのでしょうか 私はもともとは武谷三男シンパとして出発したのでした。最近のことですが研究者たちの『昭和後期の科学思想』合評会に場違いを承知で参加して末席で聴講したことがあります。「武谷を…

青恥・赤恥・頬かむり 第4回 信者にさらに23年間誤謬を隠ぺいしたまま経典化せんとする鶴巻官僚

3. 信者にさらに23年間誤謬を隠ぺいしたまま経典化せんとする鶴巻官僚 98年に英訳版では訂正したという事実そのものを下部活動家にはもちろん北井さんのようなトップクラスの理論家にさえ伝えなかったのが鶴巻官僚。いや KK 本人も、存命中に日本語版『変革…

青恥・赤恥・頬かむり 第3回 22年間気が付かない鶴巻派の「赤恥」

2. 22年間気が付かない鶴巻派の「赤恥」 「心のきれいな人」には見える「高貴な衣」 さきに「これは KK には深いお考えがあってのことに違いない」として KK の誤りとは簡単には断定できなかった戸惑いのことをお話しました。では、そこをどうやって突破した…

〔寄稿〕青恥・赤恥・頬かむり  第2回  「弘法にも筆の誤り」は「青恥」

1. 「弘法にも筆の誤り」は「青恥」 百聞は一見に如かず 〇読の陥井 北井さんも椿原さんも「KK のただの記憶違い」としています。そうなのでしょうか。それでは KK がなぜ間違えたのか、の秘密に迫れないのではないでしょうか。逆に言えばわれわれがなぜ KK …

〔寄稿〕青恥・赤恥・頬かむり 唯圓 第1回   「メタモルフォーゼ」とのルビはすべて誤りである

〔寄稿〕 青恥・赤恥・頬かむり 「Metamorphose」問題の厚顔無恥 ― 唯圓 鶴巻派と決別し、いまは独立・独歩に新たな道を模索している者です。1月20日の北井信弘氏のブログ https://ameblo.jp/nbkitai-ameba/entry-12651471671.html <「メタモルフォーゼ」の…

神官たちの醜怪

同志黒田の「無謬」神話にすがる「革マル派」官僚たち (1)護持されたルビ:「メタモルフォーゼ」の誤り 二〇二一年一月、KK書房より『黒田寛一著作集』の第二巻が刊行された。それは、一九九四年に『社会観の探求』(現代思潮社)の増補・改訂版として出…

『自然史の思想と実践的直観』服部健二著 (こぶし書房)について思う

今年、7月こぶし書房より『自然史の思想と実践的直観』 ~梯明秀と田邉・西田両哲学~ 服部健二著が出版されている。 服部健二氏は梯明秀の直弟子にあたられる。こぶし書房からは「よみがえる梯秀明の思想 日本唯物論史上もっとも独創的な思想家・梯明秀。「…